「心よ、主はお前に言われる/「わたしの顔を尋ね求めよ」と。主よ、わたしは御顔を尋ね求めます。御顔を隠すことなく、怒ることなく/あなたの僕を退けないでください。
あなたはわたしの助け。救いの神よ、わたしを離れないでください/見捨てないでください。父母はわたしを見捨てようとも/主は必ず、わたしを引き寄せてくださいます。
主よ、あなたの道を示し/平らな道に導いてください。・・・わたしは信じます/命あるものの地で主の恵みを見ることを。主を待ち望め/雄々しくあれ、心を強くせよ。主を待ち望め。」
(詩編27:8−14)
高橋俊郎という方がおられました。青山学院の高等部の教師を長い間つとめられた立派なクリスチャンでした。
肺がんで召されるのですが、葬儀のときに読んで欲しいといって、《こんなつまらない男なのに》という題の詩をのこされました。
《こんなつまらない男なのに》
30年間親身になって手伝ってくれた女性がいた
こんなつまらない男なのに
親父と呼んで、大切にしてくれた息子たちがいた
こんなつまらない男なのに
いろいろ心配してくれた姉妹がいた
こんなつまらない男なのに
先生と呼んで、ついてきてくれた生徒たちがいた
こんなつまらない男なのに
誠実に交わってくれた友がいた
こんなつまらない男なのに・・・いやちょっと待て
「つまらない」とは、人間のきめたことば
このような男さえ、神さまは用いて下さった
つまり、人がどんなに「つまらない」と言っても、また自分自身が自分を見たとき「つまらない」と思えたとしても、神さまの目からみたときに、そうではない。
いや、大切な存在で、神さまから尊い命を授けられ、生きることが励まされているのです。
神さまはあなたをどのようにご覧になっているでしょうか。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘