松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

信仰を働かせる

「わたしの口から出るわたしの言葉も/むなしくは、わたしのもとに戻らない。それはわたしの望むことを成し遂げ/わたしが与えた使命を必ず果たす。」
(イザヤ55:11)

 ある牧師が、信仰の原則はどこか自然科学の原則と似ている、と語った言葉を思い出します。
 科学者たちは自然界を観察し、そこから神の創造の秩序の現れとしての自然法則を発見します。そしてその法則を数式化します。仮説を立て実験を繰り返し、その法則が確かであることを証明していきます。
 私が子どもの頃、アポロ宇宙船が月に行きました。理論上、計算の上では、そのずっと前から月に宇宙船を飛ばすことに成功していたのですが、それを信じてやり続けた結果、最終的に成功したのです。
 「月に行けるはずだ!」と科学的に解明された可能性から目を離さなかった人々が、月に宇宙船を飛ばす為の土台を作りました。そして、その可能性を信じた人によって月面着陸が現実となったのです。

 自然界の中にある法則を、信仰の世界に当てはめるならば、それは御言葉の約束です。そのような御言葉の原則によって世界を見ていくと、肉眼で見ることのできなかった可能性を見ることができるように思います。
 「目に見えない方を見ているようにして、耐え忍んでいたからです」とあるように、眼に見える問題や課題にとらわれるのではなく、
唯一の真の神から目をそらさず、約束の御言葉に留まり続け、目に見えないものを通して、現実の世界の中で神の祝福を見ていきなさい、と聖書は勧めます。
 預言者イザヤは「わたしの口から出るわたしの言葉も/むなしくは、わたしのもとに戻らない。それはわたしの望むことを成し遂げ/わたしが与えた使命を必ず果たす。」と語っています。

 今年、神さまはあなたに、どのような御言葉の約束をくださいましたか?
 そのお方は、必ずその御言葉を現実のものとしてくださる方です。

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘