「イエスは言われた。『退け、サタン。「あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ」と書いてある。』
そこで、悪魔は離れ去った。すると、天使たちが来てイエスに仕えた。」(マタイ4:10−11)
洗礼を受けた後、イエスさまは荒野に導かれ、サタンの誘惑を受けました。そこでイエスさまは、「あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えよ」と語られました。
このイエスさまの言葉には霊的な真理があります。つまり、人はその人の拝むものによって支配される、という真理です。
例えば、方位や方角、暦をあがめ、これを信じる人は、方位や方角、暦によって心が支配されます。お金をあがめる人はお金によって支配されます。
人に好かれたい、気に入られたいと、人気をあがめるならば、周囲の人々の気持ちの変化によって、その人も浮き沈みするものです。会社をあがめるなら、最終的には会社に支配されていくでしょう。
これに対してイエスさまは、「あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えよ」と語り、あがめることと仕えることが深く関係しているのだということを教えてくださいました。
私たちが礼拝すべき対象は神ご自身です。そして神ご自身を礼拝していく時、私たちが神に仕える者として整えられ、そのお方の恵みを反映させる者として確かな人生へと導かれていきます。
主イエスは言われます。「あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ」と。
あなたは、主を礼拝し、主にだけ仕える者として生かされています。そのことを心に留め、今日の1日を健やかに歩まれますように。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘