松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

神さまの愛が実感できる家庭づくり

「神の御心を行う人こそ、わたしの兄弟、姉妹、また母なのだ。」(マルコ3:35)

 ある時、お母さんのマリアさんと兄弟たちがイエスさまを呼びにやってきました。ところが大勢の人たちが集まっていたので、イエスさまに会うことができません。
そのために呼びに行ってもらいました。お願いされた人はイエスさまのところに行って「御覧なさい。母上と兄弟姉妹がたが外であなたを捜しておられます」と言ったところ、イエスさまは「わたしの母、わたしの兄弟とはだれか。・・見なさい。
ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。神の御心を行う人こそ、わたしの兄弟、姉妹、また母なのだ。」とお語りになりました。
「神の御心」とは人がイエスさまを信じ従うようになることです。そうした人が自分にとってお母さんであり兄弟なんだと、大切な真理をお話しされたのです。
するとどうでしょう? 教会や幼稚園に集っている子どもたちは、私たちにとっての霊の子どもたちだということになります。受洗したことは、血縁の家族を超えて霊で結ばれた神の家族の一員になったということです。

 ところで、教会には子どもたちに神さまを伝える素晴らしい働きがたくさんありますが、残念なことに奉仕者が足りない現実があります。神さまはあなたを必要とされているかもしれません。一度祈っていただけませんか?
あるいは直接奉仕できなくても子どもたちに仕えている兄弟姉妹のことを祈って応援してください。また様々な誘惑がある中、教会にやってくる子どもの姿を見かけたら、ぜひ笑顔で「がんばってるね!」と声をかけてください。
そのようにして地域の子どもたちが、神さまに愛され大事にされていることを実感できるような「家庭(神の家族の居場所)づくり」という大切な務めをみんなで担っていけたらと思います。
あなたもわたしも神さまの家族の一員ですから!

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘