「施しをするときは、右の手のすることを左の手に知らせてはならない。あなたの施しを人目につかせないためである。そうすれば、隠れたことを見ておられる父が、あなたに報いてくださる。」
(マタイ6:3−4)
以前、敬愛する信仰の大先輩から「ANY WAY(でも とにかく)」というタイトルの詩を教えていただきました。マザー・テレサのメッセージを短くまとめた、次のような詩です。
人々は、道理に合わず、非論理的で、自己中心になり勝ちです。
でも、とにかく 彼らを愛しなさい。
たとえ、あなたがいいことをしても、人々はあなたを告発しあなたを利己的な人だとか、秘められた野心を持つ人だとか言うでしょう。
でも、とにかく いいことをしなさい。
あなたの長い努力が生んだ良い実りも、人に無視され、明日には忘れ去られるでしょう。
でも、とにかく いいことをしなさい。
誠実・正直であるために、あなたが傷つけられることもあるでしょう。
でも、とにかく 誠実・正直でありなさい。
数年かけて、こつこつと築き上げてきたものが、一夜にして崩れ去るかもしれません。
でも、とにかく 築き上げていきなさい。
人々は、ほんとうに助けを必要としています。
しかし、実際に手助けをすると、責められることもあるでしょう。
でも、とにかく 手助けをしなさい。
持ち物のなかで、一番いいものを人々に与えなさい。
面と向かって苦情を言われるかもしれません。
でも、とにかく 持ち物のなかで、一番いいものを人々に与えなさい。
なぜ、こんなことができるでしょうか?
それは神さまが知っていてくださる方だからです。神さまが見ていてくださるからです。神さまに覚えられ、そして隠れたことも全部御覧になり、知っておられる父なる神さまが、あなたに報いてくださるからです。
このお方が、あなたと私の神さまです。何て素晴らしいお方ではありませんか!
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘