松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

主をわたしの前に置く

「わたしは常に主をわたしの前に置く。主がわたしの右にいますゆえ、わたしは動かされることはない。このゆえに、わたしの心は楽しみ、わたしの魂は喜ぶ。
わたしの身もまた安らかである。あなたはわたしを陰府に捨ておかれず、あなたの聖者に墓を見させられないからである。あなたはいのちの道をわたしに示される。
あなたの前には満ちあふれる喜びがあり、あなたの右には、とこしえにもろもろの楽しみがある。」
(詩篇16:8−11、口語訳)

 神さまの御前で詩編詩人の言葉に合わせて神さまに祈ることを通して、古くから詩編はクリスチャンの霊性の整えるために用いられてきました。
さらにまた、神さまが、信仰共同体をどのように形づくってくださるのか、また個人的にもどのように関わってくださるのか、そのような具体的なプロセスや仕方が、詩編の中に示されていると言えます。
 さて、今日の聖句は詩編16編です。詩人は、「わたしは常に主をわたしの前に置く」と、彼自身が日々心がけていること、信仰の秘訣を私たちに披露してくれています。

 今日、メモ用紙にでも「わたしは常に主をわたしの前に置く」という聖句を書き写し、事あるごとに、「主を前に置く」ことにトライしてみてはいかがでしょうか?
 さらにもう少し時間がとれたら、独りになれる場所を見つけ、目を閉じてイエスさまがあなたの右側に居て下さることを覚えながら、イエスさまのご臨在を味わってみてください。
動かされることのない恵みである「わたしの心は楽しみ、わたしの魂は喜ぶ。わたしの身もまた安らかである」という恵みを、祈り求めてはいかがでしょうか?
 主からくる楽しみと喜びと平安が、あなたの心と魂と体を支配しますように!

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘