松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

あなたにとってイエスさまとは?

「イエスは、・・弟子たちに、『人々は、わたしのことを何者だと言っているか』と言われた。」(マルコ8:27)

 イエスさまがフィリポ・カイサリア地方に行った際、弟子たちに向かって、「人々はわたしを何者だと言っているのか」と訊かれました。
これを受けて、弟子たちからご自分が世間で何と言われているかをお聞きになった後、
イエスさまは「人はいろいろと言うであろうが、あなたがたは私をどのような者であると思っているのか」と、その「わたしを何者だと言っているのか」という質問を、自分の弟子たちに向けて投げかけられました。
 代表格であるペトロが「あなたは、メシアです」と答えました。
すると「あなたは、メシア(救い主)です」という告白をした弟子たちに対して、「わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい」と言って、もう一歩、信仰の深みへと導かれたのです。
 これは、キリスト教信仰にとって、とても大切なことだと思います。
 神さまをどのようなお方として受け止めているかによって、その人の生き方が決まってきます。神さまが厳しいだけのお方であるとするならば、そう信じている人は常にビクビクしながら生活することでしょう。
 神さまが優しいだけのお方でしたら、どこかで神さまを侮り、「何をやっても許してくれるから平気だ」と、いつの間にか好き勝手なことをしてしまうのです。
 口では色々なことを告白しますが、そのことと実際の生活との間に調和がとれているでしょうか? イエスさまは弟子の立派な告白を受けて、その告白通り生きる生き方を示されたのです。
 あなたの実際の生活は、イエスさまが救い主であり、そして人生を導く主であることを証ししていますか? ぜひ、そうなることを祈り求めていきましょうね。

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘