松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

イエスさまの勝利宣言

「あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」(ヨハネ16:33)

「この世にあっては苦難がある」とイエスさまはおっしゃいました。
この言葉は、私たち日本人が使うところの「浮世の悩み」というようなものではなく、「艱難」(かんなん)とか「迫害」を意味する言葉です。
 クリスチャンとは、この世にありつつも、この世のものではない。いわば、「天国人」であると聖書は教えています。
ですから、この世にありつつも、この世の者でないために、この世から憎まれたり、迫害されたりすることがあります。
 「私たちの国籍は天にある」と獄中の艱難の中にあるパウロは告白しましたが、そうしたパウロにとって、また初代教会の弟子たちにとって、「キリストは世に勝った!」という動かしがたい事実は、彼らの大きな慰めと支えになっていました。

 ある人がこんなことを言っていました。
「本当の現実というのは2つしかないのです。1つは、人間は罪人だ、という現実です。もう1つは、この罪人である私たちを神は最高に愛され、御自身を信じる者に赦しと助けを約束された」と。
 私たちは受難週を通して、「あなたは罪人だ」という1つ目の現実を知らされました。でも、そこがゴールではなく、だからこそ、へりくだってそのお方に憐みを乞い、そのお方から赦しと命を祈り求めるのですね。

 主は、すでに世に勝っておられる。勝利は、もう時間の問題です。でも、今、その勝利はまだ完全に私たちのものではありません。ですから、神さまの愛と助けの中に生きることが大切なのです。
 ぜひ、今日は、このことを覚え、神さまの勝利を信じ、神さまの赦しの愛、そして御言葉の約束を信じ、歩みつづけていきたいと願います。

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘