松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

御翼のもとに

「どうか、主があなたの行いに豊かに報いてくださるように。イスラエルの神、主がその御翼のもとに逃れて来たあなたに十分に報いてくださるように。」(ルツ2:12)

 モアブから戻って来たナオミとルツの生活を待ち受けていたのは貧しさと興味本位の世間の眼でした。でも彼女たちにとって最も大事なことは世間がどう見るかではなく、神さまがどう見てくださっているかでした。
ボアズはそうした神さまの温かな眼差しを伝えたかった。そのために語った言葉が今日の聖句です。ベツレヘムに帰還したナオミとルツは十分傷つき疲れていたからです。

 さて1週間の生活を終えて礼拝に戻ってくるあなたも彼女たちと同じかもしれません。職場や家庭の人間関係や問題で疲れ果て主の日の礼拝に集って来られるかもしれません。
今日の聖句は、あなたが傷つき、悩み、疲れて教会に来る時、それは「主の御翼のもとに逃れて来ていること」なのだということを思い起こさせる言葉なのです。

 主の御翼のもとにいるものとは誰でしょう? ヒナですね。親鳥の翼の外側はヒナを外敵から守る堅い羽で覆われ、内側は温かい柔らかな羽で包まれていることでしょうか!
 そうした主の御力と愛にあなたも包まれ、守られています。
 ルツ記に登場するボアズ、ナオミ、ルツの交わりのように、あなたや私がクリスチャンになったということは、みな一緒に主の御翼のもとに身を寄せる者同士になったということです。
この恵み深い現実をしっかりと見据える信仰の目がいつも与えられるようにと祈ります。

「どうか、主があなたの行いに豊かに報いてくださるように。イスラエルの神、主がその御翼のもとに逃れて来たあなたに十分に報いてくださるように。アーメン!」

 あなたの神さまは、今日も、この言葉をもって祝福し、送り出してくださっています。今日、もし時間があったら、ルツ記を読んでみてください。恵まれますよ!

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘