松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

環境の犠牲者にならないために

「どうぞ、お話しください。僕は聞いております」(サムエル上3:10)

 E・ピーターソンは著書『若者は、朝露のように−思春期の子どもとともに成長する』で次のように語っています。
「聖書をよく読んでいくと、意外な真理が明らかになる。それは手本とすべき家族がないということである。聖書では賞賛の念を起こさせるような家族はひとつも登場しない。
多くの家族に関する話が書かれており、家族生活に関するかなりの数の言及があり、家族の成長に役立つ助言が述べられている。にもかかわらず誰もが尊敬の念を抱たり、妬むほど立派な模範的な家族はひとつも登場しない」
 そしてアダムの家庭から始めノア、イサク、ダビデ、最後にイエスさまの育った家庭にも触れていき次のように結論づけています。
「自分の家族がクリスチャンホームとして期待されている温かさや光に欠けているからといって自分を責め続ける必要はない。聖書に平和な家庭のモデルが描かれていない以上、目の前にあるもの
(それは言い換えるならキリストにある家族、信仰の家族として共に生きる新しい共同体の約束であるが)に心おきなく注意を向けることができる。
 共に生きる生活とは家柄によってではなく、神の恵みによって造り出される関係によって成り立っている。私たちは自分が善良だからではなく、赦されているから前進していくことができるのだ」
 サムエルの生い立ちも恵まれたものではありませんでした。父親が母以外の女性を愛さねばならず、預けられたエリの家には悪い兄たちがいました。
そうした中でも環境の犠牲者にならずに、主体的な人間として生きることができました。
それは常に「主よ、お話ください。僕は聞いております」との祈りを通し、その都度与えられた御言葉に導かれて生きたからです。

 6月のファミリーチャペルは9日です。家庭の問題、家族の悩みなどについて聖書のみ言葉からの導きをいただきたいと思います。ご友人をお誘いしてファミリーチャペルに参加しましょう。

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘