「主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。」
(ルカ1:45)
クリスマスの説教の準備をしながら、改めて教えられたことがあります。それは、「神さまが約束されたことは、必ず実現する」というのが、クリスマスを通して与えられている大切なメッセージの1つだ、ということです。
キリストがベツレヘムで生まれることも、ダビデの家系に生まれることも、そうした1つひとつの出来事が、イエスさまがお生まれになる千年以上も前から預言されていました。
マリアが、キリストの宿ることを受け入れた後、マリアは親類のエリサベトを訪問しました。このエリサベトは、洗礼者ヨハネを宿した女性です。そのエリサベトがマリアと出会った時に、胎内のヨハネが喜んで踊ったそうです。
その後、彼女はマリアに向かって、「主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。」と称賛しているのです。
私たちクリスチャンの幸いの1つは、「主がおっしゃったことは必ず実現すると信じること」です。
さらに幸いなことに、おっしゃったことが必ず実現するだけではなく、最善のタイミングで実現するのが、「主のおっしゃったこと」であるという御言葉の約束です。
ところで、マリアは、キリストを宿すという約束をいただきました。その約束をいただいた直後から、その約束実現に向けて、自分の体はもちろん、胎児のイエスさまが健やかに成長するようにと、努めたことだと思います。
今年、あなたは、どのような御言葉の約束をいただきましたか? 約束をいただいた後、あなたの生活に何かの変化が起こりましたか?
一年の恵みを振り返り、感謝と共に、神さまにお詫びすべきことがあるならば、それを素直に申し上げ、神さまとの関係を整えていただいて、新しい年を迎える備えをしていきたいと願います。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘