松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

新しい年を迎える備え

「よく聞きなさい。『今日か明日、これこれの町へ行って一年間滞在し、商売をして金もうけをしよう』と言う人たち、あなたがたには自分の命がどうなるか、明日のことは分からないのです。
あなたがたは、わずかの間現れて、やがて消えて行く霧にすぎません。むしろ、あなたがたは、『主の御心であれば、生き永らえて、あのことやこのことをしよう』と言うべきです。」
(ヤコブ4:13−15)

 先日、新しい手帳を買ってきました。神さまからいただいた時間を賢く管理し用いていくための手帳です。
 よく「優先順位をつけて」と自分に言い聞かせながら、「必ずしも、やりたいことではなく、なすべきこと」を優先できるように、自己訓練をしながら生きているのが現実の私たちですね。
 私たちの多くは、行き当たりばったりではなく、個人差はあるでしょうが、「明日」のために、それなりの計画や見通しを立てて生きているように思います。
 ところで、2020年を前にあなたは「来年は勝負の年にしよう」と思っておられるかもしれませんね。でも、どうでしょう。
今年も色々なことがあったように、私たちの想定を超えるような出来事の方が多く起こるかもしれません。また、計画を立てたとしても意志の弱さから、なかなか思うようにいかないこともあるでしょう。
 考えてみますと計画を立てる場合、そこには大切な「想定」があります。それは明日も生きているとか、今日と同じような明日である、というような「想定」です。
でも聖書ははっきりとそれを否定します。明日は分からない。それは主の御手の中にあると。
 つまり聖書は、「あなたの2020年は神さまの御手の中にある」と教えるのです。でも、その神さまは意地悪なお方ではなく、慈しみ深くあなたの最善を願うキリストの父なる神さまです。
ですから安心して新しい年をこのお方の御手に委ねることができるのですね。

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘