「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。
わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。」(ヨハネ15:5)
今年1年、主に守られて、最後の日を迎えることができました。
様々な所で争いが起きている現在、戦争ということについて、平和についていろいろなことを考えさせられた一年でした。キリストにある平和を求め続けていく私たちでありたいとの思いを篤くさせられた年でした。
ある日、イエスさまはベタニヤにマルタとマリアを訪問されました。姉のマルタはおもてなしのことで夢中になりました。
そうした彼女に対して「あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。しかし、必要なことはただ一つだけである。マリアは良い方を選んだ。」と言われたのです。
昔の聖書ですと「無くてならぬものは一つだけ」とありましたが、そのマリアが選んだ「無くてならぬもの」とは御心を行なうということでした。
ぽかぽかの小春日和の柔らかい日差しもレンズによって焦点が絞られる時、物を燃え上がらせるエネルギーとなります。
同様に御言葉と祈りによって神さまの御心に焦点が絞られていく時に、私たち自身の罪深さ、弱さにもかかわらず、それを赦す神さまの心の大きさ、愛の深さ、恵みの豊かさに心がフォーカスされ、恵みと平安で心が満たされていくのです。
そして、このフォーカスされた人生を送るために、イエスさまは「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。
わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。」と常に語り掛けてくださっているのですね。
2020年に向けて、いってらっしゃい!
牧師 松本雅弘