「食事が終わると、イエスはシモン・ペトロに、『ヨハネの子シモン、この人たち以上にわたしを愛しているか』と言われた。
ペトロが、『はい、主よ、わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです』と言うと、イエスは、『わたしの小羊を飼いなさい』と言われた。」
(ヨハネ21:15)
あけましておめでとうございます。
パウロはコロサイ教会の信徒に宛てた手紙の3章16節で、「キリストの言葉があなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい。知恵を尽くして互いに教え、諭し合い、詩編と賛歌と霊的な歌により、感謝して心から神をほめたたえなさい。」と勧め、
御言葉の恵みや証しを分かち合いながら、お互い支え合って生活していきなさい、と励ましています。
今年も、御言葉と祈りによって主と親しく交わる時間が豊かに祝されますように。そして、主とあなたとの「絆」がより確かで太いものとなりますようにと祈ります。
さて、今日の御言葉は、ペトロが主を否んだ後、主イエスの方からペトロに近づき、罪の赦しと新しい出発を励ます場面で語られた御言葉です。
新しい年を始めるにあたって、振り返れば様々な失敗や罪、それに対する後悔で心が一杯であるかもしれません。ペトロもそうでした。イエスさまを愛していたのですが、自分の罪と弱さの現実に打ちのめされていたのです。
イエスさまは、そうしたペトロの傍らに1人行き、優しく彼に語り掛けてくださったのです。主にあっては、常に「敗者復活」が可能なのです。
「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」(?コリント5:17、新改訳聖書より)
そのことを忘れずに、あなたのために備えられた信仰の道を、主が確かに導いてくださるようにと祈ります。
新しい年も、よろしくお願いいたします。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘