松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

あなたにとっての「バルナバ」はだれですか?

「鉄は鉄をもって研磨する。人はその友によって研磨される。」(箴言27:17)
 
 使徒パウロという偉大な伝道者の背後にバルナバという先輩クリスチャンがいました。バルナバはパウロを愛し、励まし、支えました。
意見の対立があり、共に宣教していた2人が別の道を歩むことになりましたが、そのようなことがあったとしても、パウロはバルナバによって育てられたと言っても過言ではないでしょう。

 ところで、教会の小グループ活動の中で「バルナバ・ミニストリー」というカタカナが使われていることをご存知ですか?
 これは、バルナバがパウロを愛し、励まし、支えたように、私たちも定期的に交わる時を持ち、互いの成長のために祈り合う交わりのことです。
社会ではそうしたバルナバのような役割をする人を「コーチ」と呼んだりします。
有名なスポーツ選手には必ずコーチがいます。例えば現在、調子が今一つのタイガー・ウッズにもコーチがいます。そのコーチはウッズに代わってプレーすることはしませんし、プレーさせたらウッズより上手なわけでもないのです。
ただウッズが彼自身の才能を少しでも引き出せるように、問いかけ、励まし、支える役割がコーチの役割です。
同じように「バルナバ」もアドバイスする人ではありません。「バルナバ」の役目は、それぞれがキリストに似た「その人」になるように、神さまから与えられた独自の使命を生涯かけて全うして生きることができるように支え、祈ることです。
小グループの交わりの中で、私たちは互いの「バルナバ」になるようにと神さまは望んでおられることを、ご存知ですか?

 今のあなたは、どなたの「バルナバ」になるように導かれていますか? あるいは、あなたには「バルナバ」のような信仰の友がいますか? この2つのこと、祈り求めてください。

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘