松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

召命の再確認

「イエスは、その人が横たわっているのを見、また、もう長い間病気であるのを知って、『良くなりたいか』と言われた。」(ヨハネ5:6)

 今もブラジルの教会をサポートをしている石塚先生を今から18年前、ブラジルへと送り出した時のことを思い出しました。教会は大きな変化の中に1つの危機を迎えていたと思います。
そんな中、〈高座の牧師が本当に務まるだろうか。1人残ったからやらざるを得ないが私でいいのだろうか〉と感じ、召命の揺らぎを経験していました。
そんな時、ベトザタの池に居た、38年間重い病に苦しむ男に対するイエスさまの御言葉が心に響きました。
主は、癒されたいためにそこに居た彼に、敢えて「良くなりたいか」と訊かれます。本来この種の問い対して「イエス」か「ノー」で答えるはずです。
ところがそう答える代わりに、自分がいかに惨めな者で、周囲の人々や環境による犠牲者なのかについて訴えたのです。
イエスさまは、そうした彼の訴えや傷ついた気持ちをすべて聴き、そして分かった上で「起きて、床を取り上げて歩きなさい」とチャレンジされたのです。
振り返ると御言葉を通して主は「あなたは私のために高座の担任牧師を引き受けてくれるのか。人や状況のせいにするのではなく責任を引き受けてくれるのか」と真顔で問われたように思いました。
 石塚先生を送り出した年の4月の14日の主日共同の礼拝で、ヨハネ5章のこの箇所から語らせていただきました。
その時、「床を取り上げて、歩け」の御言葉が、今の自分に向かって語られていると覚えさせられ、祈りの内にその責任をお引き受けしようと決心したのです。
こうして召命がはっきりさせられ、〈主は、この時期、高座教会の群れを養う牧会者として、この者を召しておられる〉ことを確信し、現在にいたっています。
今だからこそ証しできることですが、この間、皆さんと共に主の業に励むことができて幸いです。祈りのお支えを心より感謝します。高座の牧師の務めをこの上ない光栄と感じています。

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘