松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

イエスさまから目を離さないで

「イエスが『来なさい』と言われたので、ペトロは舟から降りて水の上を歩き、イエスの方へ進んだ。しかし、強い風に気がついて怖くなり、沈みかけたので、『主よ、助けてください』と叫んだ。」(マタイ14:29−30)

ある時、ペトロはイエスさまにお願いして湖の上を歩かせていただきました。イエスさまだけに集中していた時、不思議と湖上を歩けたのです。ところが風や波が気になり始めた途端に溺れてしまいました。
そう言えば何度か説教の中で、友人が教えてくれたイソップの「ウサギとカメ」の話をしましたね。覚えていますか? こんな話でした。

ウサギとカメが丘の上のゴール目指して競争します。大分リードしたことを知ったウサギは油断して昼寝するのです。ところが、その隙にカメの方が先にゴールしてしまうというお話です。
この話は「能力があっても油断してはならない」という教訓を読みとるのが普通ですが「実は、もっと奥が深いのです」と言って友人はさらにこんな話をしていました。
この競争はスタート以前に勝負は決まっていた。つまり、ウサギとカメの見ているものの違いが勝負の分かれ目となっていた、というのです。
ウサギはカメだけを見ていました。カメと比べ、先か後かだけを意識していました。横との比べ合いの中で行動していました。これに対しカメはウサギとの比較ではなくゴールだけを見て一歩ずつ努力したというのです。
 湖を歩き始めたペトロもイエスさまというゴールを見続けていた時は大丈夫でした。でもウサギのように周囲に目を移した途端、失敗したのです。
4月から新たな生活が始まりました。職場やクラスの中に、誰か気になる人がいますか?
もしそうだとしたら、ウサギのように目先のその人と競い合うのはやめて、人生のゴールであるイエスさまを見続けていくことこそ本当の勝利の秘訣です。このこと忘れないでくださいね。

いってらっしゃい。

牧師 松本雅弘