「恐れることはない、わたしはあなたと共にいる神。たじろぐな、わたしはあなたの神。勢いを与えてあなたを助け、わたしの救いの右の手であなたを支える。」
(イザヤ41:10)
新聞を読んでもテレビをつけても、全てに「コロナ」。自粛生活が長くなるにつれ「コロナ疲れ」を感じる日々です。こうした中、心療内科医の海原純子さんが『婦人の友』に文章を寄せていました。
「新型コロナウイルス感染症拡大で不安でたまらない、どうすればいいですか、と聞かれることがしばしばです。でもちょっと待って下さい。不安って不要な感情でしょうか。
不安がなかったら危機を乗りきることはできないのは明らかです。感染がこわくて不安だからこそ、手洗いをしたり、人ごみを避けたりするわけですよね。
つまり不安とは、〈必要な対策を考え対処する〉ために起きる感情です。
〈コロナが不安〉→〈だから対策を立てよう〉→〈そして実行しよう〉の3ステップをなさって下さい。それが完了したら、もう不安は不要です。
・・先のことは誰にもわからないのです。不安にあおられて行動するのは、他者にふり回されること。マスクやティシュペーパーが店頭から消える騒ぎはそうして起きるのです。
不安をあおりたてる不要な情報は見ない。聞かない。正確な情報を選ぶように努める。・・不安という感情をいいものにするか、悪いものにするかは、自分で選択できることだと思います。」
そして最後に、「何よりもこんな時にできる最高のことは、自分の感情をしっかり見つめ、必要な対処をし、手放す、というプロセスを学ぶことです」と結んでいました。
この文章を読みながら、神さまに感謝したことです。幸いなことに、私たちクリスチャンは、神と共に自分の感情をしっかり見つめ、神と共に必要な対処をし、神に向けて手放す。
この「プロセス」を慈しみ深い神さまが同伴してくださるからです。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘