松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

道である主イエスに倣って歩む

「イエスは言われた。『わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。』」(ヨハネ14:6)

 フラー神学校のR・ローガン教授のビデオを観る機会がありました。先生は「クリスチャンの人生における成功とは、神が自分に望んでおられることを知り、それを成し遂げること」と語っていました。
信仰と成功とを結び付けて考えたことがなかった私にとって新鮮な投げかけに感じたことです。
ところで聖書は神を創造者として教えます。いわば作者です。そして私たちは作品です。元々作者の心の中にあった思いが、作者の指先を通し具体化したものが作品である私たちです。
そして作者である神は、ある目的や計画をもって、私という作品を作られたのです。
その目的や計画が、ローガン先生が言う、「神が望んでおられること」で、「それを生涯かけて成し遂げること」が、作品として生きがいのある人生を送る秘訣だということでしょう。
 言い換えれば、作品にとって大切なことは、作者である神さまが、私という作品に込めた思いや計画をしっかり受けとめ、それを生涯かけて具体化していくことでしょう。
では、作者が作品に込めた思いや計画って何でしょう。一言で言えば、キリストのように生きることです。この点についてパウロは次のように語ります。
「神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。
神は前もって知っておられた者たちを、御子の姿に似たものにしようとあらかじめ定められました。」
 今日、遣わされている、その場にあって、〈イエスさまだったらどうなさるだろうか〉、〈主よ、あなたの望みはどこにありますか〉、
そのように主イエスさまに訊きながら、道である主イエスに倣って歩んでいきたいものです。

いってらっしゃい。

牧師 松本雅弘