「御言葉を宣べ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。」(テモテへの手紙二4:2)
ゴールデンウィークがおわり、青葉もまぶしく庭のツツジや皐月が色とりどりの花を咲かせる、本当に爽やかな美しい季節がやって来ました。
幼稚園や学校、職場でも、落ち着いた日常が再開される時期です。でも今年は全く違います。コロナの影響で今月一杯、緊急事態宣言は継続されることになりました。
朝、教会の周りを散歩しますと、ご存じでしょうか?教会の正面のガラスケースに、「日々のみことば」が掲示されています。それが目に留まりました。
そう言えば、数日前、足を止めて読んでおられる姿を見かけたところです。「福音の種まき」として用いられますようにと、主事室の職員たちがアイデアを出し合い、スタートしたミニストリー(教会の働き)です。本当に感謝です。
ガラスケースの前に立ち、掲示された「日々のみことば」を読み返し、しばらくの間、こうしたことを心の中で思いめぐらしていたのです。
その時、神さまから与えられた御言葉が今朝の聖句です。「御言葉を宣べ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。」
今は「悪い折」でしょう。ニュース解説者が語っていましたが、現在、私たちが経験していることは、将来、歴史の教科書で取り上げられるような出来事だ、と。でもそうした折にも、変わることのない営みがある。
いや、そうした折だからこそ、求められる営みがあるのだと思います。
聖書は「だから、憐れみを受け、恵みにあずかって、時宜にかなった助けをいただくために、大胆に恵みの座に近づこうではありませんか」と勧めます(ヘブライ4:16)。
このような折だからこそ時宜にかなった助けや励ましが必要です。導きを求めることが大事なのです。そのためにイエスさまにもっともっと大胆に近づきたいと思わされます。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘