松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

強くなりたいですか?

「偉くなりたい者は、仕える者になりなさい」(マタイ20:26)

 友人の牧師が「眼差しには力がある」と語っていました。
運動会で娘さんの入場を遠くから見守っていた時に、その視線を感じた瞬間、その子の右手右足、左手左足が同時に動き、ぎこちない行進になってしまったそうです。それほど眼差しには力があるというのです。
私たちが、温かな眼差しを受けながら歩むとき、人間関係の中で自分の立派さや能力を主張する生き方から解放され、助け合う関係へと導かれるものです。
 神の愛の眼差しを受けながら生きた主イエスはそうです。徹底的に仕える生き方を選び取り、私たちの模範となられ、本当の意味で私たちの幸いにつながる生き方なのだと教えてくださったのです。
例えば、クレヨンは使えば使うほど小さくなります。でも人間の力はどうでしょう。使えば使うほど強くなるでしょう。走るほど足は強くなり、考えるほど、思考力は身につきます。
「強い人になりたいですか?」と質問され「なりたくありません」と答える人は稀でしょう。ただ「なんで強くなりたいのですか?」と訊かれたらどう答えるでしょう?
 聖書を読み始め45年目になりますが、改めて主イエスより強い人がこの世にいるだろうかと思います。主イエスよりも強い人はいないでしょう。
ただイエスさまは、その強い力で家来を作り威張ったのではありません。人の喜ぶこと、神に喜ばれることばかりしてくださったのです。
強い力を持った人は、その力で他の人の喜ぶことをする。他の人が喜ぶことをすることが本当に嬉しくてたまらない、と思う人になっていくことが、イエスさまの喜ぶ人だと思うのです。
私たちは神さまから愛されている。その愛の中で上手くいったりいかなかったり。でも互いをいたわり合う中で、その関係は深まり強められるものです。そのことを求めながら歩んで行きたいと願います。

いってらっしゃい。

牧師 松本雅弘