松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

「主がしてくださること」と「私がすること」

「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。
・・・これらのことを話したのは、わたしの喜びがあなたがたの内にあり、あなたがたの喜びが満たされるためである。」(ヨハネ15:5、11)

 明日から7月、あっという間の半年でしたが、複雑な思いで今日を迎えています。
ちょうど半年前、とても晴れやかな気持ちで2020年を迎えたことでした。過ぎ去った2019年を振りかえり、様々な思いが湧き上がっていました。
嬉しかったこともたくさんありましたが、悲しい出来事、また失敗も多かったように思います。主イエスに対してはどんな年でしたか、と訊かれたならば、誠実な歩みであったかどうか怪しい反省点の多くある歩みでした。
 新年を迎えると、私はよくペトロのことを思い出します。予告どおり彼は、十字架に向かう主イエスを捨てて逃げてしまいました。
でも主イエスの方は、そんなペトロを決して見放さず、最後までペトロを愛され、関わりを持ち、昇天後は聖霊の働きに彼を委ね、ご自身に似たペトロへと育てあげられたのです。
 想定外のコロナ禍で、私たちの予定や計画は変更、足踏みを余儀なくされています。
でも、そうした中で、愛の主があなたと、そして私たち教会にどのように関わってくださるのかを期待できることこそ、私たちクリスチャンの特権なのだと思います。
主は、必ず実を結ぶと約束され、そのためにぶどうの木であるキリストにつながるようにとお命じになりました。
あなたがすることは「つながること」、「実を結ばせる」のは主がしてくださることです。残りの半年、「つながること」に集中しませんか。そのために「日々のみことば」が用いられることを祈ります。

いってらっしゃい。

牧師 松本雅弘