「いかに幸いなことでしょう。
弱いものに思いやりのある人は。
災いがふりかかるとき
主はその人を逃れさせてくださいます。
主よ、その人を守って命を得させ
この地で幸せにしてください。
貪欲な敵に引き渡さないでください。
主よ、その人が病の床にあるとき、支え
力を失って伏すとき、立ち直らせてください。」(詩編41:2−4)
先週火曜日の朝日新聞に、8千人を対象に行われたコロナ禍の生活に関するアンケート調査結果が掲載されました。休校や行動自粛で3割程度の子どもがいらだちを感じ、保護者のストレスも子どもに向かっている恐れがあると報告されていました。
ある小5女子は、「父がたまたま外出自粛や飲み会自粛でイライラしていることがあるのでみんなの幸せがほしい」という意見も寄せられていました。読むと、親子両者の辛さが伝わって来る言葉です。
今日は幼稚園の創立記念日です。標準保育の子どもたちが園に戻って来ました。彼らの元気な姿、笑顔を見て、本当に子どもたちは宝、希望の光であることを改めて感じます。
そんな中、賛美歌『このこどもたちが』が心に浮かびました。
このこどもたちが 未来を信じ、
つらい世のなかも 希望にみちて、
生きるべきいのち 生きていくため、
主よ、守りたまえ、 平和を、平和を。
このこどもたちの 未来を守り、
生きるべきいのち、 共に生かされ、
平和をよろこぶ 世界を望む。
主よ、祝したまえ、 大地を、大地を。(賛美歌371番1節、4節)
聖書の教える「平和」(シャローム)とは単に戦いがない状態ではなく、神さまの恵みと祝福が満ち満ちている状態をあらわしています。
神さまのご加護の中、子どもたちが未来を信じ、この辛い時にも、主にあって希望をもつことができますように。
そして、神さまから一人ひとりに与えられている、尊い命を生き抜くことができますように!恵みと憐れみの神さまに、心を込めて祈ります。
シャローム!いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘