「恐れるな、わたしはあなたと共にいる」(イザヤ43:5)
ある時、群衆がイエスさまの話を聴くために集まっていました。そこには、たくさんの子どもたちも一緒でした。そういうことが3日間も続いたのです。
ところが、ひとつの問題が起こりました。食べる物がなくなったのです。そこでイエスさまは弟子たちに向かって、食べる物を調達するようにとの指示をお与えになりました。
ところが、これに対して弟子たちは、「そんなの無理だ!こんな大勢の人だし、まして人里離れた場所だし」と文句を言いました。
実は、この時、弟子たちは一番大事なことを忘れていたのではないでしょうか。それは主イエスが共におられるということです。
弟子たちは気を取り直して、手もとにあった七つのパンとわずかな数の魚をそのままイエスさまのところに持って行きました。
それを受け取ったイエスさまは天を仰いで感謝の祈りを捧げてから、再びそのパンと魚を弟子たちに戻され「みんなに配りなさい」と言われたのです。
その言葉どおりに配り始めると、弟子たちは、本当に不思議な体験をしたのです。何と次々にパンと魚の量が増えたのです。その結果、お腹を空かせていた群衆も子どもも弟子たちもみんなが満腹することになりました。
今日、それぞれの生活の場で、何か大変なことが起こったら、そこに共におられるイエスさまのことを思い出してください。
まずは大きく深呼吸し、大変だと感じたことをそのまま主に訴えてみましょう。主は必ず平安と助けを与えてくださるからです。
いや、何か嬉しいことに出くわすことだってあります。そんな時にも共におられるイエスさまにお話ししてください。するとご自分のことのように喜ばれるイエスさまと出会うことでしょう。
ところで、今、イエスさまはどこにおられますか?そうです。今、このメールを読んでいるあなたと共におられるのです。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘