「主は世界中至るところを見渡され、御自分と心を一つにする者を力づけようとしておられる」(歴代誌下16:9)
この聖句は先見者ハナニを通しユダの王アサに語られた主の言葉です。
最初アサ王は主により頼み、クシュ人との戦いにおいて勝利を経験しましたが、次の戦いにおいてアサ王は、主ではなく隣国アラムの王により頼んだ結果、敗戦を経験するのです。その時に語られた言葉が今日の御言葉でした。
今年、私たちは全世界がコロナ禍にあるという、想定外の出来事に見舞われてしまいました。しかも半年以上も過ぎたにもかかわらず、いまだに見通しの立たない中に置かれている私たちです。そうした中、ぜひ今日の御言葉を心に留めたいのです。
第1に、主は私たちを見ていてくださる、ということです。そして、そこには見ていてくださる理由があります。それは、主が私たちを御覧になり、力づけたいと願っておられるからです。
あなたは、この主の御力によって力づけられたいと思いますか?今の時代誰もが、この主の絶大な御力を必要としているのではないでしょうか。
それは、愛の力、慰めの力、癒しの力、回復の力、励ましの力、学生であるならば、知恵の力を必要としているでしょう。本当に幸いなことに私たちの信じているお方は、あなたを力づけたいと願っておられるというのです。
そして第2に、この御力をいただくために、私たちの側での責任があることを教えています。それは「御自分と心を一つにする」ということです。「神さまの御心を求めている」ということです。
礼拝において、日々の御言葉と祈りにおいて、主は聖書の言葉を通して、主の御心、御思いを私たちに知らせてくださるのです。
「主は世界中至るところを見渡され、御自分と心を一つにする者を力づけようとしておられる」
あなたもこの主の力づけ、必要としていませんか?!
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘