「神よ、わたしの祈りに耳を向けてください。嘆き求めるわたしから隠れないでください。わたしに耳を傾け、答えてください。わたしは悩みの中にあってうろたえています。わたしは不安です。」(詩編55:2−3)
日々、生活していますと、様々な不安、痛み、怒り、心配など、ほんとうに複雑な思いが心を支配することがあります。目や耳から飛び込む一つひとつのニュースや情報で、一喜一憂し、心にストレスを覚えることもあります。
ところで、詩編55編の記者も悩みと不安の中にいました。そんな彼は何をしたと思いますか?そうです。祈ったのです。悩みと不安の中にある自分の思いを、神さまにストレートに祈ったのです。この詩人の正直な祈りに驚かされます。
「神よ、わたしの祈りに耳を向けてください。嘆き求めるわたしから隠れないでください。わたしに耳を傾け、答えてください。わたしは悩みの中にあってうろたえています。わたしは不安です。」
いかがでしょうか?まっすぐに心の中を打ち明けていますよね。神さまは、あなたにもそうして欲しいと願っておられるのではないでしょうか?!
〈こんな祈りをしたら恥ずかしい〉とか〈こんな祈りはクリスチャンらしくない〉と思わないでください。背伸びして祈る必要などありません。むしろありのままのあなたの思いを、神さまに向けて正直に、ストレートに訴えるのです。
神さまは、あなたのことをいつも心にかけ、大事に思っておられます。そして、あなたの本心、正直な思いを聴かせて欲しいと願っておられるのです。
さあ、今日のどこかで、あなたの心の中にため込んだ思いを、正直に神さまに向かって吐き出してみてはいかがでしょうか。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘