松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

あなたにとっての主なるイエス・キリスト

「すると、天使は言った。『マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。』」
(ルカ1:30−31)

 聖書によると、私たちはクリスチャンになることによって聖霊を内に宿します。つまり新しい命をいただくのです。ある意味でマリアのように「キリストを受胎する」恵みに通じる出来事です。
ところで、親ならば誰もが経験することですが、子どもの誕生前にはそのための準備が必要となります。そして生まれた後には、新しい命の誕生とともに、その命を迎えた家庭には大きな変化が起こるのではないでしょうか。
ある意味、誕生したその子を中心とした生活が始まるからです。
主イエスを信じ、主イエスを私たちの人生にお迎えするのも、家庭の中に子どもが生まれることと、どこか共通することがあるように思います。
先週の日曜日、洗礼式が行われ、その際、「あなたは罪を悔い改め、イエス・キリストを救い主、また主と信じ、洗礼を受けることを心から願いますか」と問われていたのを思い出します。
単に「救い主」とだけでなく「主」と尋ねられました。何故ならキリストは救う方であると同時に、人生を導く主なる方だからです。
ある人がこんなことを言っていました。
「クリスマスを迎えるということは、私たちが主イエス・キリストにあって変わらなければならないこと、変えられなければならないことを新たに想い起こし、私たちの生き方やこの世界に対する私たちの関係を見つめ直すことにつながっている」。
アドベントの季節、キリストがあなたの人生に介入されたことによっていただいた恵みを覚えましょう。同時に、あなたの主になられたがゆえに与えられているチャレンジに応えていきましょう。イエスさまは、あなたにとって、主なるお方ですから。

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘