松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

主を待ち望む

「まことに、イスラエルの聖なる方/わが主なる神は、こう言われた。『お前たちは、立ち帰って/静かにしているならば救われる。安らかに信頼していることにこそ力がある』と。
しかし、お前たちはそれを望まなかった。お前たちは言った。『そうしてはいられない、馬に乗って逃げよう』と。それゆえ、お前たちは逃げなければならない。また『速い馬に乗ろう』と言ったゆえに
/あなたたちを追う者は速いであろう。」(イザヤ30:15−16)

 今日の聖句は、預言者イザヤが、南ユダの人々に対して取り次いだ主の言葉です。
当時、南ユダは、アッシリアに脅かされ、国家的危機に直面していました。
そうした中、イザヤは「お前たちは、立ち帰って、静かにしているならば救われる。安らかに信頼していることにこそ力がある」と主の御言葉を預言したのです。
ところが、残念なことに、この御言葉を聞いた南ユダの人々は、自分たちで馬を調達し、「もっと速い馬に乗ろう」と言って、結局、主なる神さまを待ち望むことをしませんでした。
その結果、彼らの「望む通り」(?)馬を走らせたため追っ手に追われ、速い馬が速さを示せるように、さらに足の速い追っ手が彼らを追い掛けてきたのです。
ところで、あなたが問題に直面した時、どうしますか?祈るよりも先に、友人にメールやラインをしたり、電話したりしますか?勿論、そうした助けも必要なことだと思います。
でも聖書は、最終的に、さまざまな人々を用い、事柄を動かし、救いの解決へと導いてくださるお方は、主なる神さまであると教えています。
もし何か難しい問題にぶつかった時に、今日の御言葉を思い出してください。
メールや電話をする前に、まず一呼吸置くようにして、神さまにお祈りし、その後で、メールをしたり、電話をしたりしてみてください。
神さまは必ず、あなたに解決の道を与えてくださると信じます。

 いってらっしゃい。

 牧師 松本雅弘