「平安のうちに、私は身を横たえ、眠ります。主よ、あなただけが、私を安らかに住まわせてくださいます。」(詩編4:9)
私たちの多くは否定的な言葉を受けながら大人になってきました。その結果、欠点や弱さとうまく向き合うことができません。それを見ないように生きようとします。 私もそうした傾向と戦いながら生活しています。でも神さまを信じた結果、新しいことも私の中に確実に始まっていることを教えられます。それは他人と比較して自分を確認する必要がなくなってきたことです。いい意味で、「人は人、私は私」と割り切るようになってきました。 夜、床に就く時、心に浮かぶのは失敗したことばかりです。そして、「ああ、今日もダメだった」と思います。元気な時ならば、「よし、明日は頑張るぞ」と思います。 でも神の導きはちがいます。「静まって、わたしこそ神であると知れ」とおっしゃる方の御前に心を静め、神さまはどのようなお方で、そのお方の目に私はどのような者として映っているのかを思い起こすのです。その時に役に立つのは「振り返りの祈り」です。
【振り返りの祈り】 ①今日の一日、どのような恵みがあったでしょうか。それを丁寧に思い出し、ゆっくり味わってみましょう。 ②うれしかったこと、幸せに感じたことを思い出しましょう。その出来事をとおして、神はどのように働いてくださったでしょうか。 ③今日の一日の歩みのなかで、つらいことがあったでしょうか。赦しを願うことがあるでしょうか。その体験を素直に主に打ち明け、赦しを求めましょう。 ④私のなかに神の働きが始まっていることを確信し、その完成へと導かれる神を信じて希望をもって閉じましょう。
1、2分で結構です。私の生活の中におられた神さまの御働きに心を留めるのです。すると不思議と平安が心を支配していくことに気づきます。睡眠もとりやすくなるでしょう。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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