「イエスは言われた。『娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。』」 （ルカ８：４８）
ある日、会堂長ヤイロが病気の娘の癒しをイエスさまに願い出ました。そのヤイロに動かされて、イエスさまは彼の家に向かって歩き始めたところ、ある女性がイエスさまのところに来て、藁をも掴むような思いで主の衣の裾に触れたのです。すると彼女の病はたちどころに癒されていきました。 すると突然、立ち止まったイエスさまは「私に触れたのはだれか」と言って触れた者を捜し始めたのです。ヤイロからすれば、一刻も早く娘のところに行って欲しかったのに道草を食っている状態にやきもきしたのです。 さて、こうした中で、１人の女性が、自分がそうしたのだと告白しました。彼女は、１２年間、婦人病で苦しんだ女性でした。 彼女は、正直に告白を始めたのです。 自分は今までずっと人々に敬遠されてきた。でも〈イエスさまだったら分かってくださる。イエスさまだったら、私を受け入れてくださる〉と確信し、勇気をもって、でも控えめに後ろから主の裾を触らせていただいた。そうしたすべてをありのままに告白したのです。 するとどうでしょう。イエスさまは、このありのままを受け止めてくださいました。 そして、「娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。」と御言葉を下さり、彼女を祝福してくださったのです。 「娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。」 何と癒される言葉でしょうか！ この後、ヤイロの娘も癒されました。イエスさまにとって、ヤイロが娘を思うくらい、いやそれ以上に、この女性は大切な存在だったからです。そしてヤイロの娘も同じです。 「娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。」この言葉が、今日、あなたにも語られています。今日一日、健やかに過ごしてください。
いってらっしゃい。 牧師 松本雅弘 発行者名：高座教会 連絡先：info@koza-church.jp 住所：大和市南林間２−１４−１