松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

あなたの命はあと六か月と告げられたとしたら

「神よ、私を調べ、私の心を知ってください。…とこしえの道に私を導いてください。」 (詩編139:23−24)
ダビデは、生涯の最後のところで、人口調査の罪を犯しました。しかし神さまは彼を憐れみ、預言者を遣わし悔い改めへと導かれたのです。その直後、主はエブス人アラウナの麦打ち場に行き、祭壇を築くようにと命じられました。彼はすぐに命令に従い費用を惜しまず祭壇を築き、礼拝を捧げたのです。その結果、主の一方的な憐みによって、ダビデと民への裁きは過ぎ越していきました。 人口調査のような、一見、罪とは無関係の出来事の中に、実はダビデの野望が隠れた罪として潜んでいました。王という立場が立場だけに罪のもたらす影響は深刻で、大勢に人々の命を奪う結果となったのです。 以前、妻とCLSK(クリスチャン・ライフ成長研究会)主催の静まりのセミナーに参加しました。しばらく神の御前に沈黙したところで、講師が、「『あなたの命はあと六ヶ月です』と告げられたら、その六ヶ月をどのように過ごしますか」と問いかけました。 その問いかけに、「あれもやろう、これもやりたい」と考えるのですが、命に限りがあることを知った後、そうした「あれ」や「これ」が最も大事なものではないことに気づかされたのです。 しばらくすると講師は、私たちに向かって、次のように語りかけました。 「では、その六ヶ月の枠を外し、今日から示された生き方を始めてみましょう。」 今日の詩編を書いたダビデは、神さまの御前に静まり、自らの歩みを振り返って祈りを捧げています。「神よ、私を調べ、私の心を知ってください。…とこしえの道に私を導いてください。」 あなたの日々の歩みは、あなたが何を大事にしているかを証ししています。講師が投げかけた二つの問いかけを、今日、神さまの御前に思い巡らされたらいかがでしょうか。
 いってらっしゃい。
 牧師 松本雅弘
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