「また、彼らについてだけでなく、彼らの言葉によって私を信じる人々についても、お願いします。」(ヨハネ17:20)
最後の晩餐の席上で、主イエスは「大祭司の祈り」と呼ばれる長い祈りを捧げられました。その一節が今日の聖句です。 ここでイエスさまは「彼らについてだけでなく」と祈られましたが、この「彼ら」とは、そこに居合わせた弟子たちのことです。 では、その「彼らの言葉によって私を信じる人々」とは誰のことでしょうか?「使徒」と呼ばれた弟子たちの宣教によって信じた人々、使徒が記した聖書の言葉を通して信仰に導かれた者たちのこと、そうです。それは他でもない私たちのことです。 最後の晩餐を囲んだあの二階座敷において、主イエスは、あなたや私のことを覚えて執り成しの祈りを捧げてくださっていた!なんと素晴らしいことでしょうか! 「義人の祈りは聴かれる」と聖書に教えられていますが、ましてや御子イエスさまの祈りは必ず聴かれるはずです。 では、この執り成しの祈りの中身は何だったのでしょうか?それはクリスチャンが「一つになる」ということでした。 私たちの教会が、主の御心において一つになること。様々なちがいが互いを補い合うように作用し、互いの持ち味が生かされるような意味で一致することができるように。そして勿論、争いや敵意や仲間争いなどの「肉の業」が砕かれ、「喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制」という「聖霊の実」を結ぶ私たちであるように、主イエスさまは、必死になって執り成してくださったことを、今朝、もう一度心に留めたいと思います。 その為にも、キリストが父なる神の愛にとどまりつづけたように、キリストの愛にとどまりましょう。同じぶどうの木であるキリストにつながることにおいて、一つとされていきましょう。そのことを心にとめてい今日の一日を歩んでいきましょう。
いってらっしゃい。 牧師 松本雅弘
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