松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

主イエス・キリストへの信頼

「心を騒がせてはならない。神を信じ、また私を信じなさい」(ヨハネ14:1)
今日の聖句は、目の前で混乱し、これからどうしたらよいのか、全く分からずに途方にくれている十一人の弟子たちに向けて語られた、主イエスの言葉です。  ここまで弟子たちは、家族や友、仕事、また弟子となるには持っていけない、あらゆる物を捨てて、主イエスに従ってきました。そうした彼らに対してイエスさまは、「私が行く所に、あなたたちは来ることができない」とお語りになりました。  そこに居合わせたリーダー格のペトロは、「主よ、なぜ今ついていけないのですか。あなたのためなら命を捨てます」と、自分も命を捨てて付いていきたい、と申し出ますと、「鶏が鳴く前に、あなたは三度、私を知らないと言うであろう」とお語りになりました。  ですから、この場面で、主イエスの口から出る一つひとつの言葉は、一層、弟子たちの心を困惑させていったに間違いありません。 こうした状況の中、すなわち、嵐が吹き荒れるような心の状態に陥っていた弟子たちに向かって語られた言葉が、今日の聖句なのです。  ここで主イエスは、「信じなさい」、「神を信じ、また私を信じなさい」とお命じになりました。このことは、次の二つのことを意味しているように思います。  第一は、自分の力や知恵に信頼を置くことを断念しなさい、ということ。そして、第二に、神さまの力、イエスさまの力と、神さま、イエスさまが信頼にたるお方であることを確信しなさい、ということです。  信頼しようとする相手の人に能力や力があったとしても、その人を信頼するためには、その人の人格や人柄が問題となるものです。 主イエス・キリストというお方は、力においても人格においても信頼に応えるお方なのです。 今日、聖書を通して祝福と守りを約束された、その御言葉を信じて歩んで行きましょう。
いってらっしゃい。 牧師 松本雅弘
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