松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

あがめる(拝する)ことと仕えること

「『もし、ひれ伏して私を拝むなら、これを全部与えよう。』すると、イエスは言われた。『退け、サタン。「あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ」と書いてある。』」(マタイ4:9−10)
 洗礼者ヨハネから、洗礼を受けた後、主イエスは荒野に導かれ、サタンの誘惑を受けました。そこで主イエスは、「あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えよ」とお語りになりました。 この言葉には深い意味があります。それは、私たち人間は、拝むものによって支配される、という真理です。 方位や方角、暦や血液型を気に掛ける人は、方位や方角、暦や血液型によって心が支配されます。「拝金主義」という言葉が示す通り、お金をあがめれば、人はお金によって支配されるものです。 人に好かれたい、気に入られたいと、「人気」や評判、周囲の評価を第一優先にするならば、周囲の人々の気持ちの変化によって、私自身の心も簡単に浮き沈みするものです。 会社が「カミ」ならば、最終的には会社に支配されていくでしょう。バアルを拝む人は、最終的にはバアルを創りだした自らの欲望に支配されていくのです。 これに対して主イエスは、「あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えよ」と語り、「あがめること/拝むこと」と「仕えること」とが深く関係していることを教えてくださいました。 私たちが礼拝すべき対象は主イエス・キリストの神さまです。そしてそのお方を礼拝して生きる時に、私たちは、その神さまに仕える者として整えられ、そのお方の恵みを反映させながら、確かな人生へと導かれていきます。 「あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ」。この主イエス・キリストの教えを大切にしていきましょう。
いってらっしゃい。 牧師 松本雅弘
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