松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

新鮮な出会い

「私につまずかない人は幸いである」(ルカ7:23)
 ある時、イエスさまは「私につまずかない人は幸いである」と語られました。 これは、聞いた者を突き放すような、ボールを投げたら、もっと強い力で投げ返されたような「挑戦的な言葉」のように聞こえたことだと思います。 この「つまずく」という言葉は「スカンダロン」というギリシャ語です。これから出たのが英語の「スキャンダル」という言葉です。  イエスさまご自身が、自分がしていることが見方によっては「スキャンダル」である、「つまずきである」ことを認めておられるのです。しかも、この言葉は、ギリシャ語としても、ひどく悪い意味、大変強い意味を持つ言葉だそうです。  ではイエスさまの何が人々にとって「つまずき」となったのでしょうか。 この言葉の前後を読みますと、イエスさまは、当時のユダヤ社会の中心にいた人々が相手にしなかった、社会の周辺に追いやられ、目隠しをするような場所に押し込まれた人々と一緒に居たことが記されています。一般のユダヤ人の人でしたら、決して関わりを持たないような、そのような人々と真剣になって生活を共にし、彼らを相手に伝道していたことが「スキャンダラスだ」と感じられていました。 仮に私たちもその場に居合わせ、当時の常識で物事を判断するとしたら、私たちも躓いたと思います。ある意味で、イエスさまに出会う、その新鮮な出会いとは、人をつまずかせるほどに新鮮な出会いでもあるわけですね。 聖書は、神さまの自己紹介の書です。むずかしい言葉を使えば「啓示の書」です。私たちの先入観を一度横に置いて、新鮮な思いを持って聖書を読んでみましょう。時々、目を閉じてその情景を思い描いてみてください。 時に、つまずくほどに新鮮でインパクトのあるイエスさまとの出会いこそが、実は、マンネリ化した信仰生活からの脱却の道かもしれません。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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