松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

信仰生活のリズムを取り戻す

「ノアは主のために祭壇を築いた。そしてすべての清い家畜と清い鳥の中から選んで、焼き尽くすいけにえとして祭壇の上で献げた。」(創世記8:20)
 創世記は、大洪水の後、箱舟から出たノアが最初にしたことが、祭壇を築くことであったことを伝えています。それは主なる神さまを礼拝するためでした。 少し考えてみたいと思いますが、この時のノアとその家族は、ある意味で危機的な状況に置かれていました。それは箱舟から出たノアとその家族を待ち受ける世界はエデンの園のように整えられた世界ではなく、大洪水の爪あとを深く残す世界だったからです。 後片付けから始まり、やるべきことはたくさんあったと思います。そうした中で、ノアとその家族が直面していた課題を一言で表すとするならば、「信仰を優先すべきか、それとも生活や仕事を優先すべきか」ということだったと思います。つまり、信仰を持つ者としての優先順位の問題です。 こうした中でノアは何を優先したのでしょうか。彼は、何を置いても、まず最初に、神さまを礼拝するところから始めていったということです。 ノアとその家族にとりまして、大洪水後の生活の再建は簡単ではなかったと思われます。やるべきことがたくさんありました。洪水の後片付け。衣食住の確保。また動物のお世話…。いずれにしても、猫の手も借りたいほどの忙しさが彼らを待ち受けていました。しかし山積した問題と取り組む前に、まずノアがしたこと。それは、神さまを礼拝したことでした。 ノアは生活の中心に祭壇を築き、神礼拝を中心とした中で、生活の再建にとりかかろうとしたのです。 神礼拝を中心としたことは、神さまを中心としたということです。 コロナ禍が続き、信仰生活のリズムが崩れそうになる時に、まずは礼拝を中心に据えることで、信仰生活のリズムを取り戻していきたいと思います。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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