「人間の心は自分の道のことに思いを巡らすが、主がその一歩を確かなものとする。」(箴言16:9)
私たちは計画を立てます。そして計画に基づき、順序良く、一つひとつのことを進めていきます。しかし、この箴言の御言葉によれば、最終的に一歩一歩を確かなものにしてくださるお方は主なる神だ、ということを教えているのです。 イスラエルの民はエジプトで奴隷でした。彼らは自分たちを救ってもらうために主なる神に向かって叫び祈りました。主なる神は、彼らの祈りを聴き、解放者としてモーセを遣わし不思議な業をなし、最終的に「過ぎ越しの出来事」によってファラオの心をつくり変えていかれました。そのようにして「出エジプト」が実現したのです。 「モーセは民に言った。『恐れてはならない。しっかり立って、今日あなたがたのために行われる主の救いを見なさい。あなたがたは今エジプト人を見ているが、もはやとこしえに見ることはない。主があなたがたのために戦われる。あなたがたは静かにしていなさい。』…モーセが海に向かって手を伸ばすと、主は夜通し強い東風で海を退かせ、乾いた地にした。水が分かれた…」(出エジプト14:13−14、21) このようにして主なる神さまは、最後には紅海を真っ二つにし、「出エジプト」という救出計画を実現されたのです。 「出エジプト」はイスラエルの民の悲願でした。そのためにイスラエルの人々は、色々と計画を立てたかもしれません。でも、誰が紅海を二つに分けて、そこに道を通してイスラエルの民を救い出す計画を立てることが出来たのでしょう? 今、あなたはとても大切な計画を立てようとしているところかもしれません。そんな時に、今日の聖句を思い出してください。最終的に私たちが信頼すべきは、念入りに立てた計画ではなく、生きて働いておられる主なる神さま、そのお方なのですから。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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