「私はイスラエルの人々のうちに住み、彼らの神となる。彼らは、私が主、彼らの神であり、彼らをエジプトの地から導き出し、彼らのうちに住まう者であることを知るようになる。私は主、彼らの神である。」(出エジプト記29:45−46) 「旧約聖書の神と新約聖書の神はちがう。旧約の神は義の神で、新約の神は愛の神だから」という言葉を聞いたことがありますが、これは大きな間違いです。旧約の神も新約の神も同じ神さまで、義であると共に恵み深い愛のお方です。 今朝の聖句は、神さまがいかに恵み深いお方であり、忍耐強くイスラエルの民を導き、養い、育てておられるかがよく分かります。 この聖句が出てくる出エジプト記には、「出エジプト」の出来事の詳細が記されています。荒れ野でマナとうずら、そして水を備えてイスラエルの民を守ったのは神さまでした。ご自身の御名を明らかにされ、神の民の装いにふさわしい生き方として十戒を与えてくださいました。昼は雲の柱、夜は火の柱をもって旅を導かれたのも主なる神さまです。シナイ山で主がモーセに十戒を記した石の板を受けている最中、イスラエルの民は醜い子牛の像を作って偶像礼拝をしていたのに対し、その罪を赦し、彼らとの契約を更新してくださったのも神さまでした。もう数えきれないほどの恵みが記録されているのです。 こうした中で、何よりも大きな恵みは、主なる神さまこそ、私たちのところに宿り、常に共にいてくださる神さまであるということなのではないでしょうか。 ある人がこんな詩を書いていました。 「神さまがおられないところなど、どこにもない。どこに行こうとも、そこに神さまはおられる。今も、そしてこれからも、神は力強い御手で、愛をもって私を支え、導き、守ってくださる。」 今日のあなたにとって、神が共におられることは、どのような恵みの出来事だと思いますか?
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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