松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

神に愛されている自分と出会う

「ところが、旅をしていたあるサマリア人は、その場所に来ると、その人を見て気の毒に思い、近寄って傷にオリーブ油とぶどう酒を注ぎ、包帯をして、自分の家畜に乗せ、宿屋に連れて行って介抱した。」(ルカ10:33−34)
 今日は「善きサマリア人の譬え」の一節ですが、このサマリア人は主イエスのことを指し示し、旅人は私たちを指すと言われます。 この旅人は一から十まで、このサマリア人であるイエスさまにしてもらいました。優しく声をかけてもらい、痛む傷口に薬を塗ってもらい、包帯をしてもらい、家畜に乗せられ宿屋に向かいました。着くとサマリア人は、宿屋の主人と交渉する。それも全部、旅人である私のために真剣に交渉してくれているのです。しかも、この旅人は、「費用がもっとかかったら、帰りがけに払います」とまで言ってくれた。もう、至れり尽くせりです。 主イエスはこの譬え話で、神さまがどれだけ私たちのことを心にかけ、それ故、どれだけのことをしてくださったかをお語りくださったのです。 ところで、この譬えが語られた直接の相手であった律法の専門家は正しい答えを知っていました。しかしその本当の意味を理解していなかったので、正しく答えた彼に向かって、「正しい答えだ。それを実行しなさい」と言われました。「自分を愛するように、隣人を愛しなさい」。言い換えれば、「神さまからどれだけ愛され、大切にされているか。そのことを実感するところから始めなさい」と導かれたのです。 神はあなたをご覧になり、「あなたがいてくれて本当によかった」と言ってくださるお方です。「あなたは、私の目から見て、本当に大事な存在なんです」と語りかけてくださるのです。イエスさまってそういうお方なのです。 ですから、この主イエスさまとの出会いを通して、そのお方に愛されている自分を発見する中で、私たちの信仰は深められ導かれていくのです。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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