松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

私の罪がもたらす影響

「イスラエルの人々は、滅ぼし尽くすべき献げ物のことで背信の罪を犯した。ユダ族に属するゼラの子、ザブディの子、カルミの子アカンは、滅ぼし尽くすべき献げ物に手を出したので、主の怒りがイスラエルの人々に対して燃え上がった。」(ヨシュア7:1)
 イスラエルの兵士三千人の中にアカンという人物がいました。新共同訳で「滅ぼし尽くすべき」と日本語になっています言葉は、別の訳では「聖絶すべき」と訳されていました。つまり「聖別せよ、神さまのものとせよ」という意味です。ところがアカンは、「神さまのもの」を「自分のもの」としてしまいました。三千人の兵士の中で、アカン一人だけが欲に駆られてかすめ取ってしまったのです。 しかし、ここで注意したいことが一つだけあります。今日の聖句を読む時、主はこの出来事をアカン一人の罪としていないことに気づかされるのです。 改めて私は「自分一人の罪」が周囲の仲間に及ぼす影響の重大さを知らされた思いがします。パウロは「あなたがたはキリストの体であり、一人一人はその部分なのです」と言いました。「喜ぶ者と共に喜び、悲しむ者と共に悲しむ」と言いました。それは私たちがキリストという一つの体に属していることが前提にあるからです。 例えば、手が何かを盗み取った時に「お前は何てことをしたのだ」と言って手をたたき「私には関係がない」と言って知らん顔はできません、と聖書は語るのです。もっと言えば、良きにつけ悪しきにつけ、私たちは互いに影響し合う。高め合うこともありますが、足を引っ張り合うことも起こる。アカン一人の罪でしたが、それは共同体全体に悪影響をもたらしたのです。 私たちが暮らす社会に様々な問題が起こっています。一見、無関係のように見えますが、実はその責任の一端を私も担っているのです。心に留まる問題があったら、まず祈るところから始めてみたいと思います。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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