松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

主の関心を私の関心とする

「弟子たちの間で、自分たちのうち誰がいちばん偉いかという議論が起きた」(ルカ9:46)
 「誰がいちばん偉いか」と問う人の関心は、神さまにではなく、「自分」にあることが確かでしょう。私たちにとって何をするにも最後までつきまとうのが、この「自分」です。私たちは、ここから、なかなか離れることができません。  会社の中においても消費者のために汗を流すとか、会社に貢献する以前に、誰が出世するかが大きな問題となります。自分の賜物は何で、それを神さまのためにどう生かせるかではなく、自分の成績がクラスで何番かが重要になります。「他人よりも上か下か」が大きな問題です。 そして信仰の世界でも悲しいかな、「誰がいちばんか」、「誰が教会のことをよく分かっているか」、「聖書のことがよく分かっているか」と競いかねないのです。 ある神学者が、信仰について次のように定義しました。 「神学(信仰)とは、朝起きた時、神が何を心配しているだろうかと考え、神の心配事を神と共に心にかけることだ」と。分かり易く言い換えるならば、「信仰生活とはイエスさまの関心事が私の関心事になること」となるでしょう。 クリスチャンとして成長するということは、自分のことだけしか考えなかった私が、隣人のことに心が向くようになることでしょう。何故なら、その人を私のそばちかくに置かれたのは、「その隣人を愛しなさい」と私たちに願っておられる神さまに他ならないからです。  この時の弟子たちが知るべき主イエスの関心事とは何だったのでしょう?主のお働きは常に、私たちの病、相手の病や患いを身に背負う歩みでした。その視線の先にある人、歩みだす先にある人、また事柄が、主が心をかけておられる人であり事柄でした。さらにその先にあるのは十字架、すなわち私たちの救い、私の家族の救いだったのです。主の関心事を我がものとさせていただきましょう。
 いってらっしゃい。
 牧師 松本雅弘
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