松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

人間らしく生きる

「使徒たちはイエスのところに集まって来て、自分たちが行ったことや教えたことを残らず報告した。イエスは、『さあ、あなたがただけで、寂しい所へ行き、しばらく休むがよい』と言われた。出入りする人が多くて、食事をする暇もなかったからである。そこで、一同は舟に乗って、自分たちだけで寂しい所へ行った。」(マルコ6:30−32)
 今日は1月13日で、すでに学校も仕事も始まり、年末年始の休みから次第に日常を取り戻しつつあるのではないかと思います。このメールも電車の中で読んでおられるかもしれません。  この時の使徒たちは、あなたと同じように人々に囲まれた毎日を過ごしていました。「出入りする人が多くて、食事をする暇もなかった」というくらいの忙しさの中にいました。  そうした中、使徒たちが主イエスのもとにやって来て、自分たちが行ったことや教えたことを報告しました。わざわざ「残らず報告した」と書かれているほど、事細かに報告したのだと思います。その後、主イエスは使徒たちに向かって、「しばらく休むがよい」と言われました。彼らのニーズをご存知だったのです。  若い頃、「二十四時間、戦えますか」というキャッチコピーのCMが流れましたが、考えてみれば恐ろしい問いかけです。何故なら、もともと人間は、そのようには造られていません。むしろ、人生の三分の一を睡眠に費やすようにと、聖書は教えていると思います。  ですから真に霊的であるということは、決して人間離れした行動を取ることではなく、人間らしく生きることです。日々、祈りを通して、その日の出来事を主イエスに報告し、肉体の疲れをいやす休息をいただくこと(主に委ねて憩うこと)です。  クリスチャンの生活とは特別な生活ではなく、むしろ、造られた人間として人間らしく生きることなのです。
 いってらっしゃい。
 牧師 松本雅弘
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