松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

信仰生活は順序が大事

「ですから、神に愛された子どもとして、神に倣う者となり、」(エフェソ5:1)
 言うことを聞かない子どもに向かって、「一生懸命やらないと、おやつやりませんよ」とか、「真面目にやらないと、後で大変な目に遭いますよ」と言って、ある意味、脅すようにして、子どもを意のままに動かそうと思う誘惑を経験します。 でも神さまは決してそうしたことをなさいません。一方的な恵みによって罪を赦し、神の子とした私たちが、キリストにつながり、その与えられた恵みにふさわしく生きていくようにと励ましてくださるのです。 ですから、今日の聖句を見ますと「あなたがたは神に愛されている子どもですから、神に倣う者となりなさい」(新共同訳)と説かれているのです。 「あなたはもうすでに、神に愛されている子どもなのですよ」とパウロは語り、まず神さまとの関係が回復された私たちが、どのような者とされているのかを思い起こさせるのです。その後で、「愛されている子どもらしく振舞いなさい」と具体的な生き方について教えています。 この順序をひっくり返し、「神さまに倣う者になりなさい。そうすれば、神に愛される子になれますよ」とは、絶対に教えていないのです。まず、神さまとの生きた関係に導かれ、神さまとのつながりの中から、その恵みにふさわしい生活が出てくるからです。 「神さまの恵みによって、もうすでに愛されているから、愛されている者として歩んでいきなさい。もうすでに聖くされていますから、聖なる者として具体的な歩みをしてそのことを証しするように祈っていきなさい。…」と聖書は教えるのです。 私たちの信仰にとって、この順序が本当に大切です。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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