松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

振り向くとき

「天使たちが、『女よ、なぜ泣いているのか』と言うと、マリアは言った。『誰かが私の主を取り去りました。どこに置いたのか、分かりません。』こう言って後ろを振り向くと、イエスの立っておられるのが見えた。」(ヨハネ20:13、14)
 マグダラのマリアは、復活のイエスさまと最初に出会った人物でした。 ペトロと一緒に墓に来てみたのですが、主の遺体は見つからず、彼女だけが墓で泣いていました。墓にいた天使が尋ねると、マリアは答え後ろを振り向きました。するとそこに主イエスが立っておられたのです。 この出来事はとても象徴的です。後ろを振り向く、今までの歩みと正反対の方向に復活の主がおられた、というのです。 聖書で「悔い改め」とは「メタノイア」というギリシャ語で、「方向転換」という意味です。マリアにとっての復活の主との出会いは、彼女の生きる姿勢そのものが根本的に変えられる、方向転換する出来事だったということでしょう。 復活の主イエスを知ることは生活の延長線上にある出来事ではなく、聖書を通して語りかける神の御声に促され、私たちの生き方、生きる姿勢そのものを方向転換する出来事なのです。 その結果、マリアの心の目が開かれていきました。そして、そのお方が主イエスであることを知ったのです。イエスの遺体を墓の中に探していたマリアでしたが、それまでの歩みの方向を転換したところに、復活の主が待ち受けておられた。そこにマリアの新しい人生が開かれていきました。 「悔い改め」、すなわち、私たちの今までの歩みの延長線上ではない、神さまの御言葉に導かれる新しい方向に歩み出すとき、そこで私たちは復活のイエスさまと出会うのです。 イエスさまにある新しい歩みが用意されているのです。そのことを覚えながら、今日一日を歩んでいきましょう。
いってらっしゃい
牧師 松本雅弘
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