「その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちは、ユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸にはみな鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。」(ヨハネ20:19)
キリスト教教育の専門家のM先生が、子どもの成長と平安の関係についてこんなことを書いておられました。 「小さな嬰児を急に抱き上げると、一瞬不安を表すときがあるが、大人が決してその信頼を裏切ることがなかったら、やがて安心して身を任せるようになる。 子どもの信頼と期待を裏切らないことは大人の責任である。…大人との信頼関係に問題のない幼児は、たいてい『いない・いない・ばあ』や『かくれんぼ』が好きだ。独りで達者に歩けるようになって、一緒に外出すると、とことこ大人より先に行きたがる。そこで塀や角や電柱に身を隠して見ていると、一度は不安そうに戻って来るが、二度めか三度めからは姿を隠すことを期待して先に行き、見えないことはむしろ喜んで、必ず近くにいることを確信してはしゃぎながら走って来るのである。」 何故こうしたことが起こるかといえば、子どもたちの心に平安があるからです。平安がある時、子どもたちは冒険ができ自分自身を発揮することができます。逆に平安がないと、本来の自分を発揮できずにいることがあります。そしてこれは私たち大人たちも同じですね。 復活したイエスさまは、戸を閉じて鍵を閉めて怯えていた弟子たちの前に現れました。その第一声が、「あなたがたに平和があるように」というものでした。 この時、ヘブライ語をお話されていたと思います。ですから、「シャローム」と語られたことでしょう。子どもにとっても、大人の私たちにとっても、心の奥深くに神さまからの平安があることがとても大切なのです。 「シャローム」あなたに主の平安がありますように!
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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