「母がその子を慰めるように/私はあなたがたを慰める。/エルサレムで、あなたがたは慰めを受ける。」(イザヤ66:13)
以前、「日々のみことば」でイサクとリベカ夫婦のことを取り上げたことがありました。覚えておられますか。 彼らの出会いを記した創世記の箇所を丁寧に読むと、すでにその時点ですれ違っていたのではないかと心配になります。リベカはベールをかぶり、相手から自分を隠していますし、イサクも相手を見ずに、自分の世界に、リベカを連れてくるだけで精一杯でした。聖書の教える結婚の大原則を大きく外したまま創世記24章の結婚はスタートしたのです。 さて、それはともかくとして、私たちが神さまの前に、本当の平安をいただくためには、仮面や鎧を脱ぐ必要があります。全てをご存じの神さまですから、気取ったり、背伸びしたり、とりつくろったりする必要はありません。今朝の聖句をもう一度、味わってみましょう。 小さな子どもが何も隠さないで、お母さんに甘えるように、弱い自分をそのままで神さまの懐に憩うようにしていればいいわけです。そうすれば、神さまは母親のように、あなたを慰めてくださるはずです。 でも、どうでしょう。ありのままの自分でいることが難しいと感じることはありませんか。鎧が重すぎて脱げないとか、鎧を脱いだら、そのままの姿が見えてきて恥ずかしいとか…。そうお感じになったら、しばらく立ち止まって考えてみてください。神さまはあなたのことを一番よくご存じなのです。 詩編139編を静かにゆっくりと読んでみましょう。お母さんの胎内であなたを形づくり、全てを御覧になっておられ、かつ全部知った上で愛してくださっているのが神さまです。 ですから、ありのままの自分で、人まねではないあなたであることを神さまは何よりも喜んでおられるのです。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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