松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

神さまとの出会い

「そこでモーセは言った。『道をそれてこの大いなる光景を見よう。なぜ柴は燃え尽きないのだろう。』」(出エジプト3:3)
 モーセと神さまの出会いから教えられることは、人生における最高の経験は神さまとの出会いの経験であり、それが御言葉と祈りを通して起こるということです。  すでにこのとき八十歳。長い荒野の生活で昔の王子としての面影はなく、ただの貧しい羊飼いのモーセです。八十歳ですから人生も締めくくり、天国への引越しも少しずつ始まっていたことでしょう。しかしだからと言って、今までやって来たことに満足していたかと言えば、決してそうではありません。 そのような時、彼は自分と同じように見える「見栄えのしない柴」が炎をあげて燃えている、この光景に心が釘付けになりました。それは、神さまが、もう一度、情熱と生きる目的を与え、もう一度、燃え上がらせてくださるという希望を、彼はこの燃える柴の内に見出したからです。こうして神さまは、モーセを御自分の許に引き寄せ、ご自身との交わりへと導かれたのです。 彼は四十歳まで王子として生き、その後四十年、荒野で羊飼いをして過ごしました。でも宮殿での最上級の教育も、荒野での自分を振り返るような静かな生活も、実はモーセを根本的に変えるものとはならなかったようです。 結局、彼を変える決定的な出来事となったのは、主なる神との出会いでした。そのきっかけが神の用意された燃える柴の存在でした。半分枯れてしまったような柴がモーセ自身の存在と重なって見えたからなのではないかとある牧師は語っていました。 神さまというお方は、あなたが求める以上にあなたとの出会いを求めておられるお方だからです。今日、あなたの神さまは、あなたとの出会いを求めておられます。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
ご感想は下まで(スマホ・パソコンの方向けです) forms.gle/9evgJCh9dK7HtiNz6
発行者名:高座教会 連絡先:info@koza-church.jp 住所:大和市南林間2−14−1