松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

よい記憶はあなたを生かす

「それらを思い起こして、私の魂を注ぎ出す。」(詩編42:5)
 詩編42編には、魂が渇ききっていることを知った詩人が、真剣に自らの魂のために、執り成しの祈りを捧げています。 「私の魂よ/なぜ打ち沈むのか、なぜ呻くのか。/神を待ち望め。/私はなお、神をほめたたえる/「御顔こそ、わが救い」と。」(6節) そうした中で、この時に詩人が特別にしていることがあるのです。それは「思い起こす」ということです。ある方がおっしゃっていました。「良い記憶は今の私を生かす」と。 「私は祭りに集う人の群れと共に進み/喜びと感謝の声の中、彼らを神の家へと導いた。」(5節) 詩人は今までの歩みを振り返り、本当に励まされた出来事、恵みを受けた経験、そして何よりもそのとき、そこに共におられた神さまのことを思い起こしているのです。 ところが、残念なことに、心の目が開かれていないために、どの場面においても神さまが共におられることに気づかないでいることがあります。 こんなことがありました。復活の主が「エルサレムに留まりなさい」と言われる前に、「まずガリラヤに行きなさい」と命じられました。ガリラヤ、そこはキリストと弟子たちの喜びに満ちた思い出の場所だったかもしれませんね。そこに行くことによって、自分たちを招かれた時の主の真剣なまなざし、宣教から帰って来た自分たちの肩を抱いて迎えてくださったイエスさまの笑顔、「ご苦労様」とねぎらってくださった優しさ、そうした記憶を思い起こすことができました。 ところで、あなたの人生のガリラヤはどこにありますか? イエスさまの優しさに触れたのは、いつ、どこだったでしょう?そうしたことを思い起こし、恵みを味わうことは、あなたの魂に力を与えることでしょう。 今日、時間を取って、神さまの恵みを数えてみませんか?
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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