「また、自分が幼い頃から聖書に親しんできたことをも知っているからです。この書物は、キリスト・イエスへの信仰を通して救いに至る知恵を与えることができます。」(Ⅱテモテ3:15)
求道者の方から「聖書はどこから読み始めたらよいでしょうか?」と訊かれることがあります。私はマルコ福音書をお勧めします。まずはイエスさまのご生涯を大づかみにしていただきたいからです。その後、ルカ福音書、マタイ福音書、ヨハネ福音書に進みます。そのようにして新約聖書を一通り読んで、創世記から始めて旧約聖書を読み進めてください。 ところで、これも求道者の方からよく聞く言葉です。 「聖書を読んでも分からない。」 そんな時、私は「キリスト教のシンボルは十字架ですね。礼拝堂に入ると正面に十字架があります。なぜイエス・キリストは十字架にかからなければならなかったのか?その問いを持って聖書を読んでください」とお勧めするのです。 そうしていると、聖霊の導きの中、聖書が教える罪に気付かされていきます。その結果、十字架の謎が解け、なぜキリストが十字架にかからなければならなかったかの答えが分かってくるのです。そのようにして悔い改めと赦しへと導かれ、信仰のしるしとして洗礼を受けるのです。 その結果、聖霊によりイエスさまの命が私たちに注がれ、神の愛を深く知らされていきます。神さまに愛されていることを知るなかで、自分を大事にし、他の人を大切にしたいと思う私に変えられていくのです。 クリスチャンになる前は、〈人が見ていなければ…〉といった「倫理観」でした。でも、聖書を読み、聖霊に導かれる中で、心の内側に羅針盤のようなものが出来上がっていきます。このようにして信仰が少しずつ成長していくのです。その最初の一歩が祈りつつ聖書を読むことなのです。 ところで最近、あなたの心に迫った聖書の言葉は何ですか?
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
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