松本雅弘牧師の日々のみことば

月曜から金曜の毎朝、高座教会の牧師からメッセージをお届けします

あなたは誰ですか

「死に際して、携えて行けるものは何もなく/栄誉がその後を追って下ることもない。」(詩編49:18)
 中川博道神父が証ししておられました。青年会で墓地清掃に行った時、火葬場を見ながら宣教師の司祭が質問して来られました。「あなたたちには、この町の人々が、この火葬場に向かって一列になって順番待ちをしているのが見えますか」。問いかけに戸惑っていると、「そうでしょう。この町の人は亡くなると、この火葬場で焼かれるのですから、本人は意識していないかもしれませんが、皆ここに向かって行列をして順番待ちをしているのです。『人生とは火葬場への待合室です』」。さらに続けて、「私たちが煙突から煙となって昇っていくとき、神の前に心一つで出ることになります。そのとき、どんな広大な土地や財産を所有していても、名声も美貌も才能の何一つ持っていかれません。そのとき、神は『あなたは何をもっていましたか』とも、『何をしましたか』とも聞くことなく、ただ、『あなたは誰ですか』と尋ねられるに違いありません」。中川神父はその日をふり返り、「それは反論の余地のない現実でした。…これは青年時代に私の心に深く撃ち込まれた、くさびのようなもので、人生を考える上で決して外すことのできない一つの起点となりました。」と語っておられました
詩人は、「死に際して、携えて行けるものは何もなく/栄誉がその後を追って下ることもない。」と語りますが、その直前で「しかし神は私の魂を贖い/陰府の手から取り上げてくださる。」(16節)と告白するのです。 ところで、主イエスが受洗した際、「あなたは私の愛する子、私の心に適う者」との御言葉を聞かれ、その宣言こそがその後の活動の原動力になりました。 実は今朝もこの宣言が全地に響いているのをご存じですか。今日、立ち止まり、この宣言に耳を傾けてください。あなたは神の愛する子ですから。
いってらっしゃい。
牧師 松本雅弘
ご感想は下まで(スマホ・パソコンの方向けです) forms.gle/9evgJCh9dK7HtiNz6
発行者名:高座教会 連絡先:info@koza-church.jp 住所:大和市南林間2−14−1